用途
色収差除去の特性を生かして、一眼レフカメラ用の望遠レンズの他、放送用カメラ、天体望遠鏡などの光学機器や分析装置などに幅広く利用されています。
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2006年7月、米国のスミソニアン天文台に直径40cm近い大型のものを含め、大小あわせて12枚のレンズが納品されました。
これらはキヤノンオプトロンが総力を結集し、5年の歳月をかけて開発・製造した、蛍石結晶のレンズでした。
スミソニアン天文台は、このレンズを高性能分光器Binospec に搭載し、はるか100 億光年のかなたからの信号を観測することで、星の形成過程や銀河の進化の謎に挑んでいます。
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