社員インタビュー

社員インタビュー

開発部門

入社:
2020年
所属:
開発部門
業務:
新規化学材料の開発業務(21年に発表した全固体電池用電解質材料の開発などに関わる)
仕事紹介・やりがい

私は入社以来ずっと、全固体電池用電解質材料の開発に携わっています。全固体電池は、従来のリチウムイオン電池よりも安全性、寿命、出力などの点で優れていて、将来、電気自動車やスマートフォンなどに搭載する電池として、大きく成長することが期待されています。この全固体電池の性能を大きく左右するのが固体電解質で、その開発にチームの一員として携われることにやりがいを感じています。
実際の業務では、自分が任されたテーマについて、個人の裁量で研究・開発を進めることができるので、そこもやりがいを感じている点です。自分で解決が難しい課題があったときには、上司や先輩に相談しやすく、風通しが良い社風だと思います。

ライフスタイル(ワークライフバランス)

自分で業務の進捗を管理できるので、残業することはあまりなく、帰宅後の時間を有意義に活用することができています。私は料理を食べることも作ることも好きなので、自分が食べたいものを作って食べるのが一番のリフレッシュです。会社からの帰り道には、地元の新鮮な野菜を手に入れられるスーパーもあり、食材選びも楽しみの一つになっています。
お昼は作ったお弁当を持参することが多いのですが、社員食堂も美味しいので利用しています。私にとって生活の基本である食事を楽しむ余裕があるからこそ、仕事にも前向きに取り組めると感じています。

キヤノンオプトロンの魅力

全固体電池用電解質材料の開発は2021年に始まり、今年には新製品が量産販売の予定です。私はこの新製品の安定性の検証に関わり、さまざまな困難のもとに製品が世に出ていくという喜びを実感することができました。また、それが自身の成長にもつながったと思います。
実は入社するまで、全固体電池用電解質材料についてほとんど知識がなかったのですが、それでも不安はあまりなく、業務を通して多くのことを学んでいくことができました。会社の将来を担う重要なミッションにおいて、私のような若手にもチャンスがあり、チャレンジできる環境だと感じています。これまでにないものをつくり出すことが楽しく、毎日が新しいことばかりで、新鮮な気持ちで仕事に取り組んでいます。

全固体電池:リチウムイオン電池の液体電解質を難燃性の固体電解質に置き換えたもの。

製造部門

入社:
2008年
所属:
製造部門 ホタル石レンズ加工職場14年(+1年ほどキヤノン研修)
業務:
1年のものづくり研修(キヤノン本社)を経て、ホタル石(レンズ)の加工業務に従事。ほか、生産設備の保全・メンテナンス・業務改善など
仕事紹介・やりがい

私は、キヤノンオプトロンの主要製品である光学用結晶の人工ホタル石(レンズ)の加工業務の1つ、研磨を担当しています。ホタル石は、ガラスやプラスチックと異なり、非常に柔らかく加工が難しい材料です。研磨自体は機械が行いますが、手で丁寧に一枚一枚セットしないと簡単に割れてしまいます。そんな繊細な作業の中で、良品率の向上とコスト削減の両立が大きな課題です。その課題の克服に向けて、設備の保全や業務改善、さらには生産設備の自動化にも取り組んでいます。難しい商材だからこそ、その取り組みにやりがいや達成感を感じています。

ライフスタイル(ワークライフバランス)

キヤノンオプトロンには、連続で5日間の有給休暇が取れるフリーバカンス制度があり、妻と休みを合わせて、車で各地を回りアウトドアを楽しむなど、この長い休暇を満喫しています。
新居へ引越しをした時もこの休暇を使用して、余裕をもった手続きや作業ができ、また身体をゆっくりと休めることもできました。職場のメンバーに迷惑をかけないよう調整はしますが、このような休暇は仕事とプライベートの両立にはとても大切だと実感しています。

キヤノンオプトロンの魅力

必要な知識や技術をキヤノングループのバックアップによって学べる体制があり、入社後1年間はキヤノン本社で行う「ものづくり研修」で装置の自動化について研修を受けました。この経験によって、今までとは違う視点で業務改善が推進でき、作業効率の向上に貢献できたと感じています。また、そうした改善案を現場で早く実践できるなど、チャレンジしやすい職場だと思います。
ホタル石のレンズは、より高画質化が求められる一眼レフカメラ用の交換レンズや天体望遠鏡に採用されています。先輩からスミソニアン天文台の天体望遠鏡用レンズの研磨をした話を聞いたときには、その技術力の高さに感動を覚えました。自動化などの工程改善により生産効率が向上すればコストも下がり、より多くの製品にホタル石レンズの利用が広がっていくことが期待されます。そんな世界を思い描くことも、私の仕事の原動力になっています。

事業企画/販売部門

入社:
2006年
所属:
営業部門7年(ほか総務部門7.5年、購買部門1.5年)
業務:
当社製品の販売、営業に関する業務(営業活動として顧客対応のほか、関連する資料の作成、調整など)
仕事紹介・やりがい

私は営業部門で既存製品の営業を経て、現在は企画を担当しています。新製品や新規プロジェクトの立ち上げ、新製品の販売促進がメインの業務です。自分の努力が会社の業績や成果につながることが、やりがいにつながっています。材料の開発、生産、販売まで一貫して行っているのがキヤノンオプトロンの強みです。国内外の400を超える顧客への対応や新規顧客の開拓はもちろん、納期などの社内調整も営業の重要な役割です。同じ敷地内にほとんどの部門があるため、現場の担当者にすぐに会いに行って話をすることができ、コミュニケーションがとりやすい環境だと感じています。製造スタッフの顧客意識が高く協力的なことに助けられることも多いですが、私自身、日ごろから良好な人間関係を築くことを心がけています。

ライフスタイル(ワークライフバランス)

キヤノンオプトロンは、正月、お盆、GWに加えて、フリーバカンス制度などがあり、年間休日は125日と休みが多いと思います。忙しい時期もありますが、きちんと休暇をとることができる環境で、メリハリのある生活ができています。長期休暇の時には、全国の城や庭園など歴史的な観光地をめぐり、新たな発見をするのが楽しみです。
もともと積極的に外に出るタイプではなかったのですが、営業で北から南まで全国各地に出張したことがきっかけで、自分の知らない土地に行くことが楽しいと思うようになりました。こうして自分の世界が広がることが、自身の成長にもつながり、仕事にも良い影響を与えていると思います。

キヤノンオプトロンの魅力

キヤノンオプトロンのホタル石や蒸着材は業界のリーディングカンパニーとして、顧客からの信頼も厚いと感じています。そのため、アポイントが取りやすいなど比較的スムーズに営業活動を進められますが、それだけに顧客の信頼に応えていかなければという責任感も強く感じながら取り組んでいます。製品の品質、営業の対応も含めて、キヤノンオプトロンのブランドだと思っています。
どの業界にもいえることですが、今後、価格競争など決して楽観視できない状況になることが想定されます。ますます営業のコミュニケーション力が必要になってくるでしょう。でも営業職は、多くの顧客や社内の人々とのかかわりの中で、自分を磨くことができる職種だと思います。

生産技術/製品技術

入社:
2019年
所属:
生産・製造技術部門4年
業務:
入社後、約1年間は研修として社内で生産工程の習得およびキヤノン研修施設での研修受講。その後、生産/製造技術部門に配属。製造工程検討・改善、生産装置導入・量産検討などを行う。
仕事紹介・やりがい

私の所属は生産・製造技術部門ですが、その中でも製造行程の改善、新製品の量産化が主な業務です。低コストで高品質な製品を安定して生産するために、製造、開発、品質部門などの関連部門と連携して現場の問題や課題の解決に取り組んでいます。設備をゼロから設計するわけではないですが、既存の装置を組み合わせたり、メーカーの協力を得て改良を加えたりして、最適な生産ラインを構築します。生産の土台ともいえる仕事で、社内で何かと頼りにされる存在であり、それがやりがいにつながっています。また、年間の目標と計画を自分で決めて仕事を進めることができる点に、働きやすさを感じています。
最近取り組んだ仕事では、ある製品の製造ラインで一部の装置の仕様を変えることで、長い間生産が止まっていた製品の生産を再開することができました。自分の気づきが大きく貢献できることにやりがいを感じています。

ライフスタイル(ワークライフバランス)

装置の故障など突発的なトラブルがあると忙しい時もありますが、基本的にスケジュールを自分で調整できるので、残業は少ないと思います。帰宅後は、好きな作家の本を読んだり、テレビを観たりして、のんびりと過ごしています。こうして心身ともにリラックスできる時間が、仕事への活力につながっていると感じています。
有給休暇については、これまで休みが取りづらいと感じたことはありません。休みの時には趣味の旅行を楽しんだり、ふらっと車で出かけてみたり、自由な時間を満喫しています。

学生へのメッセージ

学生のときには、やはり自分の学んできた機械工学の知識を活かせる会社に就職したいという思いがありました。キヤノンオプトロンは化学系の会社というイメージがあったのですが、実際に入社してみると、特殊な材料を扱うだけに生産設備の重要性が高く、自分のスキルを十分に活かせる職場だと実感しています。また、個々の得意なところを発揮できる役割を与えてくれる組織だとも感じています。
今後、生産設備の自動化を進めていくにあたり、機械工学や電子工学に強い人材がますます必要になります。そうした分野を学んできた学生が活躍できる場が、キヤノンオプトロンにはたくさんあると思います。