光学結晶
ホタル石に代表されるフッ化物結晶は、真空雰囲気中において1000℃以上の高温で結晶を育成しなくてはならず、それには高度な装置・プロセス技術が必要とされます。キヤノンオプトロンでは、1968年にホタル石の量産化に成功して以来、永年にわたって培った高温真空技術や温度制御技術によって、今日までさまざまな光学用結晶材料を提供してまいりました。これらの材料は、従来の光学ガラスでは実現できなかった光学的性質を示し、望遠レンズなどの光学機器や分析装置などに幅広く利用され、光学製品の可能性を飛躍的に広げてきております。